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実印の押印が幸せをもたらす事を願いつつ親から子への成人祝いとしての実印の贈り物

一般の人が実印を使う頻度はそれほど多くはありません。
そんな実印に高価なものは必要ないと言う考え方の方もおられます。
実印は、印鑑登録をしさえすれば、どんな印鑑でも実印になるのですから、そうした考え方もなくはないと思います。
しかし、実印を使う時とはどんな時でしょうか?その代表的なものとして住宅の売買契約などが挙げられます。
普通の庶民にとっては、非常に高価な買い物や重要な契約を交わす際に押印するものです。

 

こうした重要な押印ゆえに、押印した事の結果が幸せに繋がるものであってほしいと願うのは当然でしょう。
そんな願いを印相学に則った字体で刻んでもらう事と、偽造防止の意味を込めて、実印としてはそこそこのものを使いたいと思うのが一般的な考え方です。

 

いわゆる三文判と呼ばれる印鑑にはどちらが上かを示すマークが付けられている事が多いものです。
これは受け取りなどの認め印として使う場合に、すぐに押印しても上下を間違わぬようにするためです。
しかし実印や銀行印を特注で作ってもらうと、こうしたマークは入っていません。
これは、押印時に心を落ち着けて上下を確認する等の行為の中で、本当に押印した結果に後悔しないかのを考える最後の一呼吸だと、亡くなった父から成人記念に実印と銀行印のセットになった印鑑をプレゼントされた時に教えられました。

 

この父の説が正しいかどうかは分かりませんが、実印を押印した結果が、私に幸せをもたらせてくれる事を父が願って贈ってくれたことだけは確かです。
そんな想いを込めて、息子や娘が成人した時にも、父と同様に私も実印を誂えて贈り物としました。